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10.22020
日立市のゴミ屋敷で火災発生
今から4年ほど前の出来事です。日立市南部エリアで火災が発生いたしました。
この家はゴミ屋敷として有名で家の中は元より、玄関先に至るまでありとあらゆるゴミで溢れておりました。住人は六十代後半の男性ひとりです。
生活が苦しかったのか、電気は停められ、夜間はロウソクに火を灯して生活をしていました。空気が乾燥した冬のある日、そのロウソクの火がゴミに燃え移り、あっという間に延焼、住人の男性は鎮火後に真っ黒な遺体で発見されました。不幸中の幸いだったのは近隣の家に被害が及ばなかったことです。
ごみ屋敷や汚部屋の場合、紙などの燃えやすいものが大量に溢れており、一度火が点くとなかなか消し止めることは出来ません。実際、この日立市のゴミ屋敷も火事に気付いた近所の方が消防に通報したとのことですが、消防車が到着したときには火の海でもう手の施しようがなかったといいます。
こんな痛ましい事故がいつ起きてもおかしくはないのがゴミ屋敷です。単純にゴミが溢れているだけではなく、こうして人の命を奪う原因にもなりかねません。なかなかおひとりで住んでいますと、ごみ屋敷を片付けようという気にはならないのかもしれませんが、もし可能であればお子さんや兄弟の方など親族が手を差し伸べて欲しいと思います。