ブログ

水戸市のゴミ屋敷片付け

水戸市内の戸建住宅の片付け作業です。いわゆるゴミ屋敷です。高齢の認知症のお母さまが住んでおられましたが、そのお母様が亡くなり、娘さんからのご依頼です。認知症を患う前は綺麗好きでお家も整然としていたとのことですが、お母さまが認知症を患って以来、性格が変わってしまいとにかく物を捨てず、また、どこからか集めてきてしまうということで依頼主の娘さん夫妻が定期的に片付けをしていたらしいのですが、片付けをすると勝手に捨てるなと激昂するようになり、それであれば放っておいて、お母様が亡くなったら片付けようということになったようです。写真は一部ですが確かに凄い量で、二階建てのお家ですが二階まで階段を含めてゴミがびっしりありました。幸い、犬猫などのペットがおらず、床が糞尿で腐って抜け落ちるということはなかったですが、それでもゴミだけで2トントラック4台分あり、作業日数は4日間掛かりました。

お子さんは娘さんの他に弟さん、妹さんがいるとのことですが、皆さん家庭を持ちそれぞれ自宅があるため、誰もここに住む予定がないため、こちらの家はいずれ解体処分するそうです。ゴミ屋敷のまま放っておくと、浮浪者の住みかになってしまったり、不審火を含めて火災の原因ともなりますので解体をするとしても片付けをすることは賢明な判断です。

ゴミ屋敷、汚部屋の片付けをしていると、かなりの確率でお住まいになられていた方が認知症であるということをお聞きいたします。しかも、今回ご依頼の方のように認知症を患う前は綺麗好きだったという方が結構おられます。そういった認知症の方と一緒にお住まいであればある程度片付けをしつつ、施設に入るまでだましだましなんとかやり過ごすことも出来るかもしれませんが、体が丈夫で食事など身の回りのことができ、一人暮らしをされている方の場合、得てして最後は今回のようなことになってしまいます。途中、無理に片付けをしてしまったりすると、見境がなくなり、事件に発展することも無きにしも非ずですから、掛かりつけのお医者さんがいれば相談してみるのも一法です。

関連記事

ページ上部へ戻る